人間の母親が子供に対して語りかけるという事は、よくある事です。
なんとそれと同じような事を鳥もしている可能性が高いそうです。

オーストラリアのある大学のチームが、キンカチョウを被験体とし予め録音した普段の成鳥の鳴き声を一方の卵に、 もう一方の卵には気温が上がった時の親鳥の鳴き声を録音し聞かせる実験を行いました。
その結果、後者の卵は前者の卵よりも成鳥のペースが遅く、孵化したひなの体のサイズも小さいものが生まれたそうだ。
小さい体で生まれると気候が暑い場合、体を冷やすのが容易なため生存の可能性が高くなると考えられています。
また長期間の追跡調査では後者の鳴き声を聞いた鳥の方が、暑い時期に多くの子孫を残したそうです。

このことから鳥は卵に対して音声信号でこれから生まれる雛に「周辺環境情報」を知らせている可能性があるそうです。
こう考えると、人間の胎教も効果がある事なのかもしれないと思えますね。